参加)クロントイ スラムを歩こう

タイに来てからずっと気になっていたこと。プロンポンの南の方にあるというクロントイ・スラム。
※以下、「クロント『イスラム』」にみえてしまうので "・" を入れます。はじめイスラム教の人がたくさん住んでいるところかと思った。)
スラム街があるって聞いた時はこんな高級デパートの近くに!?と思いました。調べてみると日本人によるボランティア活動などが行われているらしい。でもスクンビット通りのきらびやかな感じからはそんな近くにスラム街があるなんてにわかに信じられず、一人でふらふら散歩に行くわけにもいかないしGoogle Map のストリートビューをみてどんなところなのかなぁと想像していました。

そんな中、フリーペーパーで「クロントイ スラムを歩こう」という文字が目に飛び込んで来ました。クロントイ・スラムで支援活動をしているシーカーアジア財団HP)主催のクロントイ・スラム発のブランド FEEMUE KLONG TOEY (FBページ)の販売開始記念のツアーだということ。
すぐに申し込み!
参加費は1000バーツでこちらに見学に必要な必要経費+財団への寄付、図書購入費が含まれています。

当日は9時半にエンポリスイーツまで迎えに来てくれました。
参加者は10人くらいだったかなぁ。
クロントイ・スラムに向けて出発です。
地図で見ると本当にスクンビット至近なのがわかります。


まずはシーカーアジア財団の事務所を訪問し、案内役の方からお話を伺います。

クロントイ・スラムについて

バンコク都庁のデータによるとクロントイ・スラムは636000㎡の敷地の中、27地区から成っているという(データ調査年を失念)。

この場所は1960年代以降、地方の農民たちが港での職を求めてやって来たものの、住むところがなくそのままここに住みついたのだそう。ぬかるんだところに板を敷いて住んだり、不法に住んでいるため子供は学校にもいけなかったようだ。1985年にランドシェアリング事業という港の土地とスラムの人が住んでいる土地を分けようという事業がなされて、区画整理がされて70ライ地区が生まれた。
しかし今でも不法占拠の状態で、早ければ5年で開始される再開発のために(商業エリアとしてコンベンションセンターとか作りたいらしい)近々立ち退きを余儀なくされるという。ちなみに立ち退きを命じられた人は代替地か集合住宅に越すか、移転代を受け取って出て行くか、という選択肢になるらしい。

スラムの人々の仕事はバイクタクシー、行商、花作り、リサイクル業で安定した職ではないことが多い。また、70ライ地区に麻薬王が住んでいたことがあり、捕まった時に大々的にクロントイ・スラムの名前が報道されたそう。そのために、タイ人は良い印象を持っておらず、クロントイ・スラムに行きたいというと乗車拒否されることも多いそう。(そうじゃなくても乗車拒否してくるのにね)
そんな状況の中でもブラティープ先生というスラム出身の女性が子供たちのために「1日1バーツ学校」を開き、スラム内の教育制度を築いていったそう。ブラティープ先生はのちにドゥアン・プラティープ財団を設立し、現在はシーカー・アジア財団の代表顧問をされている。

FEEMUE KLONG TOEYの紹介
次にクロントイ・スラム発のブランドFEEMUE KLONG TOEYの紹介。「いろいろ問題はあるけれど "リラックスした空気"」がデザインのコンセプト。またデザインの力でクロントイ・スラムのイメージを向上させてスラムの女性の誇りを支え、教育支援をしていこうというもの。
日本人デザイナーのフジタテペさんがデザインを手がけ、これまでの商品にブランドという付加価値をつけたそう。


スラム内を散策
さて、一通りクロントイ・スラムの説明を受けたあと事務所を出て、歩いてクロントイ・スラム内を見学します。
シーカーアジア財団を出てスラムの奥に進みます。財団の建物が面している道路は舗装されていてかなり綺麗で広い道路。大きな十字路にきたところで我々はまず西側に進みます。
すぐに幼稚園と小学校がありました。


小学校の壁。明るい色でとても可愛い。




小学校をすぎて民家の間の細い道を入っていきます。人一人がやっと通れるくらいの道で、お店や住居そしてゴミの山などが次々と目に入ってきました。ゴミ片付ければいいのに、どうして片付けないんだろう。

こちらは壁に貼ってある60年前のクロントイ スラム。


ホースを取手として利用しているドアを発見。フジタテペさんはスラムにしばらく滞在して観察し、こういった生活用品や廃材を使用した住民のアイディアにインスピレーションを刺激したそう。
だからゴミを簡単に処分しないのかなー。何かに使えるかもしれないものね。

ワニを祀ってる。なんでワニなのか気になる。

裏道とかではなくて普通の道。ほとんどがこういった道でした。
先日サイクリングツアーで行ったところもこんな感じだったのであそこもスラムだったのかなぁ。
タイ人の平均的なお家がわからないのでなんとも言えませんが。

線路に出ました。これ廃線じゃなくて1日に何回か電車通るらしい。
江ノ電みたいな?線路の上に石とか乗っかりそう。心配。

元の十字路に戻って東側も少しみた後、財団の事務所に戻って来ました。

図書館「未来ブラリー」
一階の図書館「未来ブラリー」(未来とライブラリーをかけてる!)を見学。
こちらの図書館は1日に30〜40人くらいが利用していて、本の読み聞かせや、タイダンスを教えたりする活動をしているんだって。

この日、日本語の絵本を寄付している親子がいて、日本語の本でもいいんですか?と聞いたら日本語の下にタイ語の翻訳を貼るそう。なるほどね!

この図書館とても新しいのだけど、ある日本の方の寄付のおかげで綺麗にできたのだとか。東日本大震災の時にクロントイ・スラムの人たちが100万円くらい日本に寄付をしてくれて、それが新聞に小さく掲載されたんだそう。たまたまそれをみた日本の方がお礼をしたいと100万円の10倍の寄付を申し出て、3年前に新装開館したらしい。でも寄付してくださった方は完成を見ることが叶わなかったそう。開放的で明るい立派な図書館になってますよー!!



移動図書館用の車だったかな。



手工芸品の工房と売店
同じ建物の2階に作業室があって女性たちがミシンで作業をしていました。
見習いの男の子がいて一生懸命ミシンを動かして縫う練習をしていました。お針仕事=女性というイメージが強かったので意外だった。



シーカーアジア財団内に手工芸品の売店があって、そちらも訪問。
こちらがFEEMUE KLONG TOEY の商品。ピアスなどのアクセサリーです。

次にお米袋で作った製品。ビニールだけど元がお米袋なので非常に丈夫。
左下にFEEMUE とロゴの入ったものがあるけれど、この印刷もシルクスクリーンの工場がスラム内にあるのでそこで印刷しているんだって。
正直ビニールのバックとかオシャレすぎてよくわからないんだけど、でもお米袋の製品はソンクランの時に防水バックとして活躍しそう!



最後に事務所内でお昼ご飯をいただきました!
デザートまで!
そして最後にお土産としてお米袋に入ったポストカードをいただいて至れりつくせりでした。


このツアーについては「見世物じゃない!」と批判の声が上がらないよう気をつけているそう。人の写真を撮るときは許可を取ってください、とか。
地域の良いところを知らせたい、活動を知ってもらいたいという気持ちでこちらのツアーを開催しているとお話しされていました。

知ることが支援の第一歩だと思っているので、今回参加できて本当によかったです。

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